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本の基礎知識 知っているとスキャンに役立つ『本の雑学』

2023年4月28日更新

本見開き

私たちが生活している中で、何度も触れてきた「本」ですが、本そのものについて皆様はご存知でしょうか?
本の部位の名称、製本方法など意外とご存知ない方も多いのではないでしょうか。
これから本の自炊(スキャン)を考えている方、本が好きな方の為に、知っているとちょっと役立つ「本の雑学」についてお話しします。


本とはどういうもの?

「本」は「印刷・製本・装丁がされていて、読む書物としての体裁が完成しているもの」を意味しています。
この意味からすると、文庫本・教科書・漫画・写真集なども全て「本」に含まれます。

そして「本」は、「書籍」や「書物」とも呼ばれることがあります。
1出版社から販売されているもの(ISBNコードが付いているもの)は主に「書籍」と呼ばれることが多く、それらを総じて「本」、「書物」と呼ばれます。
※ISBNコード…書籍の裏表紙や奥付ページに「ISBN978-4-・・・」から始まる文字列が表記されている部分のこと


ちなみに「雑誌」ですが、こちらはISBNコードではなく、「雑誌コード」というものがついています。
「書籍」と「雑誌」は意味が違いますのでご注意ください。
※雑誌コード…裏表紙に表記されている「雑誌」から始まる5桁のコードのこと

当社では「書籍」「雑誌」のどちらもスキャン対応が可能となります。

スキャン時に役立つ本の部位の名称

まずはスキャン時に知っていると役立つ、本の部位の名称について説明します。

本の部位の名称

①カバー

表紙の外側に被さっている 「タイトルが書かれている紙」を指します。
読み手(買い手)の興味を惹くために、様々なデザインや素材、色使いが施されている為、「本の顔」と言っても過言ではありません。
カバーをスキャンに取り入れると、データのアイコンを見て何の本かすぐにわかるので、当店ではカバーをスキャンされる方が比較的多いです。

②表紙

本の本体の一番外側の部分です。(カバーがある場合はカバーをめくって出てくる部分のこと)
表紙表面のことを「表表紙(おもてびょうし)」、表紙裏面(本体最終面)のことを「裏表紙(うらびょうし)」といいます。
業界用語にはなりますが、表表紙のことを「表1(ひょう1)」、裏表紙のことを「表4(ひょう4)」と呼びます。 (表2は表1の反対面、表3は裏表紙(表4)の反対面)

③本文

本の中身で、文章が書かれている最も重要な部分となります。
本文なしでは「本」そのものが成り立ちません。
当社ではこの部分を基本としてスキャンします。

④帯

カバーの上に巻かれている、本の紹介や推薦文などが書かれている細い紙のことです。
本の魅力をPRするためのものですが、購入後に「捨てる」「捨てない」で意見が分かれる箇所ですね。

⑤そで

カバーや帯を付ける時、表紙の内側に折りこんでいる部分のことです。
著者紹介などが載っていることもあります。

⑥本の背

本を綴じている部分のことです。パラパラとめくれる方の反対側になります。背に重なる表紙・カバーの部分を「背表紙」と呼び、背表紙には本棚へ並べた時に見えやすいようにタイトルや著者名が記されています。
当社ではこの部分を断裁して本文をバラバラの状態にし、スキャンできる状態にします。

⑦見返し

表紙と本文を綴じるために使用されている紙です。色のついた紙が使われることが多く、表紙に貼りついている側を「効き」、貼りついていない側を「遊び」といいます。
当社では見返しはスキャンされません。


当社オプションの料金詳細についてはこちら

様々な製本方法について

何気なくいつも目にしている本ですが、製本方法(綴じ方)にも種類があるのをご存知でしょうか?
一般的な製本方法をいくつかご紹介します。

製本方法の種類

●無線綴じ製本

本文を表紙でくるみ、背の部分を糊付けして綴じる方法です。
糊で固めて表紙を接着するため、糸や針金で綴じるような「線」が出ないことから「無線綴じ」と呼ばれるようになりました。
ページ数が多いものや、長期保管にも耐えることが出来る丈夫さが必要なときに適しています。

・よくある本の種類…小説、カタログ、厚みのあるアルバム など

●中綴じ製本

用紙を重ねて二つ折りにし、折った中央部分を針金で綴じる方法です。
無線綴じと違い、背表紙がない製本となるので、ページ数が少ない簡易的な冊子によく使われます。

・よくある本の種類…週刊誌、パンフレット など

●平綴じ製本

紙の端から5mm程度のところを針金で1~3か所ほど留める方法です。
製本方法、仕上がりともにとてもシンプルで、手作りも簡単なことからホッチキス留めとも呼ばれます。

・よくある本の種類…教科書、社内資料、取扱説明書 など


当社のスキャンサービスは本の背を断裁しますので、どの製本方法の本でもご依頼いただけます。

まとめ

知っているとスキャンの時に役立つ、『本の雑学』についてお話しました。
当社のスキャンサービスは基本的には本文のみとなっており、本文以外の部分のスキャンはお客様のお好みに合わせてスキャンできるよう、「オプション」として取り扱っています。
今回のお話で、スキャンをお願いしたいけど、どの部分がどの名称なのかがわからないという方の為の、ちょっとした手助けになれば幸いです。

表紙とカバーのどちらを取るか悩んでいる方向けに「どちらかおまかせ表紙・カバースキャニング」というオプションもあります。表紙かカバーのどちらを取るのか悩んだ時は、こちらをご選択ください。
快適に読書を楽しむ為に本を知り、あなたにぴったりのオプションを組み合わせてご依頼ください。


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