2023年6月20日更新
リモートワークやタブレット学習などのデジタル化が進んでいく昨今で、『電子書籍』を目にする機会が増えてきました。
スマホやタブレットで手軽に楽しめる『電子書籍』ですが、私たちが幼い頃からお世話になっている『紙の本』にもたくさんの魅力があります。
今回は 『電子書籍』と 『紙の本』についてのメリット・デメリットや、おすすめの使い分け方法など、「実際にどうなんだろう?」とみなさんの疑問点を解決できればと思います。
まずは電子書籍のメリットとデメリットについてです。
端末さえあれば、何十冊でも気軽に持ち運ぶことが出来ます。
購入したものであれば購入当初の状態のまま、自炊データであればスキャン時の本の状態そのままで仕上がります。
寝る前にベッドの上でなど暗い場所でも問題なく読めます。
データを保存する容量さえあれば、本棚や書庫いらずで保管することが出来ます。
デジタルなので文字の入力、削除が簡単に行えます。
本の大きさに関係なく、拡大して読むことが出来るので小さい文字が読みづらい方でも安心です。
電子書籍を購入する場合は、紙の本より安く手に入りやすいです。
端末が光を発しているので、紙の本より比較的目の疲れを感じる方が多いです。
ページを軽快にめくるという動作が難しいので、パラパラ読みには不向きです。
電子書籍があっても端末が手元にないと読むことが出来ません。
紙の本のように必要なくなっても売却することが出来ません。
次に紙の本のメリットとデメリットについてです。
五感を刺激するため、記憶に残りやすいとされています。
物として手元にあるので貸し借りや、不要になったら売却などが自由にできます。
紙なので黄ばんだり、読んだ分だけ劣化が進みます。
本の所持数が多いほど、物理的スペース(収納スペース)が必要となってきます。
電子書籍にも紙の本にもたくさんの魅力があり、なかなか甲乙つけがたいですが、
それぞれの魅力を活かした活用方法についてお話します。
電子書籍の一番の魅力は「本を保管する物理スペースがいらない」ことです。
読書が趣味で本をたくさんお持ちの方も、本棚に入りきらずに段ボールに眠っている…なんてことはないでしょうか?
当社をご利用のお客様も「本が増えすぎて」や「引っ越しをするけど本が多過ぎて」といった理由の方が多い印象です。
そんな電子書籍のおすすめの活用方法は「読書」です。
データ容量さえ確保できればたくさんの本を持つことができ、端末があればいつでもどこでも読書を楽しむことが出来ます。
朝の満員電車や、退屈な待ち時間にも好きな本を気軽に読むことが出来るので、ストレスのない読書が楽しめます。
個人差がありますが参考書などの暗記や、パラパラと読みたいビジネス書は不向きとされています。
ご自身にあった方法をご活用ください。
当社では文庫本や啓蒙書、漫画全巻セットなどを電子化される方が多いです。
▼おすすめのデータの管理方法についてはこちらの記事です
『大量の自炊データをどうする?PDF化した本のデータの管理方法とおすすめアプリ』
紙の本の一番の魅力は、「記憶に残りやすい」ことです。
この件については様々な専門家が研究していて、いずれも紙の方が記憶に残りやすいと結論づけています。
紙だと実際の本の「匂い」、ページをめくる「感触」と「音」、表紙や本文の紙の質や中身を「見る」など、五感のほとんどを刺激する為、無意識のうちに記憶に残りやすいのかもしれません。
そんな紙の本のおすすめの活用方法は、「暗記」での使用です。
電子書籍であまりおすすめしない参考書も、紙の本であれば記憶に残りやすい為、暗記に向いていると言えます。
当社でも持ち運びに大変な何十冊にも及ぶ参考書や、お医者様が使用される医学書などは多くの電子化のご依頼を頂いていますので、一概に暗記に不向きとは言い切れません。
参考書などの電子化をお考えの方は、まずは1冊からお試しください。
電子書籍と紙の本についてお話しました。
本を電子化しようかご検討中の方や、電子書籍を購入したい方の少しでも参考になれば幸いです。
電子書籍と紙の本を上手く使い分けて、快適な本のある生活を送りましょう。
電シカ君は大阪・神戸を拠点に本の電子化のお手伝いをしているサービスです。
10年以上のスキャン実績があり、本の電子化を検討している皆様のサポートをします。
1冊からでもお気軽にお申し込みください。
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